開発事例集

可搬形ARC(Active Radar Calibrator)

ご相談内容

一様で高安定なRCS(Radar Cross-Section、レーダ断面積)を有する可搬形ARC

注)ARC:レーダからの電波を受信アンテナで受信し、所望のRCSに増幅して送信アンテナからレーダへ送り返す装置

背景

衛星や航空機に搭載されるレーダは、ARCを用いた調整が必要です。
ARCは、衛星や航空機が通過する箇所に設置しなければなりません。ARCの設置場所が固定されている場合、航空機の航路に制限が生じます。
そこで、レーダ調整の自由度を上げるため、移動が容易なARCが求められています。
また、適切な校正を実施するため、ARCには一様で高安定なRCSも求められています。

課題

小型トラックで運搬可能
組立・分解を数人で容易にできること
一様で高安定なRCS
ポーラリメトリックモードで運用

解決策

アンテナ部、電子機器部、制御部、デジタルレシーバ部に分けて構成することにより、小型トラックで運搬可能
校正対象を追尾することで、一様なRCSを確保
電子機器部を所定温度に保つことで、高安定なRCSを確保
送受信アンテナの数をそれぞれ2つ設け、ポーラリメトリックモードで運用可能

成果

可搬形コーナーリフレクタよりも大きなRCSを確保できました。
装置の組立・分解に必要な人数は4人、組立時間は60分程度、分解時間は40分程度を実現しました。

担当者の声

温度調整にペルチェ素子を用いることで、ヒートポンプを使用する場合よりも装置を小型にすることができました。

対応事例一覧Case List

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